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ジャンボ尾崎より今月の書

今月の書

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[ 決め球と信念]

自分の技術を完全に習得することが一番大事であり、こうすれば絶対こうなるという、法則を自分の武器として持たねばならない。 これは、ここ一番とか、ピンチの時に、発揮することが出来る。これこそが最大の技術である。自分自身の決め球を、どのようなスウィングでやるかという事が、本人が知っておかねばならない。スウィング理論は、数えきれなく多いが、各人のスウィングによる技を、日々追及し磨いていかないと、本物に出会えない。
私は22歳の時に、習志野C.C(昔の名前)で修業したが、そのコースの専属プロに、林由郎プロと、北本 隆プロがいた。 二人共見事なフェードヒッターであった。又、コースも林間コースであり、コントロールの重要性が必要であった。だから私もフェードボールを訓練し、 自分のものに、ある程度出来るようになった。

最初はウィークグリップ(スライスグリップに近い)になじめず、随分と苦労したものだ。夜寝るときに、グリップを握ったまま、ヒモで縛って寝たりもした。
現在のクラブとボールとは、かなり違っており、本当のパワーがないと、飛ばないし、ボールの回転数も多く、風に左右され易く、曲がり方も今よりも数段大きかった。だから安定したゴルフを展開しなければ、自分の持ち球、すなわち“決め球”を持つ必要性があったのだ。人より優れたプロは、必ず自分自身の信念という技術を、ハッキリ持っている。昔からガンコ親父と呼ばれた人は、このたぐいである。又ゴルフ理論にしても、いろいろと悩まず、自分自身の技を統一して出していける。だから年間を通しても、安定性のある成績をだせる。
一般的にはこの信念を、へたな思い込みと理解し、いつも同じ過ちを犯している。

信念とは、柔軟性を持ち、かつ合理的に考えていかなくてはならない。
プロでも過去にこだわり、昔良かった時のクラブを離せず、結局前に進めなかった者もいた。ヘタな思い込みは進歩の妨げでもある。この思い込みというメガネを捨て、ありのままに、物事を見る事を「如実知見」という。心が真っ直ぐでないと、新しい物も見えないものだ。私自身、昔のフェードボールよりさらに進化した、フェードボール、すなわちストレートフェードを磨き、今後戦って行くつもりである。
このつもりが、今大いにつもりつもっている。残念!!

尾崎将司

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