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ジャンボ尾崎より今月の書

今月の書

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[一期一振]

これは今年の私のキャッチフレーズである。昨年は一期一腰であったが、この振と腰とはあまり大きな変化はない。同じ様に武士の魂である刀の事である。この一期一振は、昔出雲の国の守護であった尼子経久の事であり、丁度毛利元就の人生に於ける師のような存在の人物である。この経久が、備前長船の刀鍛冶に鍛えさせた刀であり『一期一振』という銘がある。これはこの一振に己が人生を託すという感激を刻ませたものであり、武人としての心構えを己に言い聞かせたと思う。自分の武士としての真っすぐな心情が伺える見事な心構えである。

なぜ私が2年間同じ様なフレーズを使用したかというと、先日亡くなられた杉原輝雄氏を重ねたからである。自分のゴルフ人生を最後まであきらめず、恐らく1%の可能性に辛抱と執念をかけた姿にとても似ている様な気がする。死を恐れず、スポーツ選手として又勝負師として最後まで希望を抱いた姿はすばらしいものである。そういう生き方、生き様は私も同感であり、自分の目指す所でもある。私より先にこの様な心で全うした事は尊敬せざるを得ないのである。
人間、可能性を感じる限り、もがく姿は美しいと思う。この姿が人生生きている本来の姿であると思う。私もこの年になると今まで考えた事もない自分の人生の末路を気にする時がある。今までは自分の可能性を感じるからこそトレーニングも、準備もやってきた。 これが、”何%の可能性”になってくる事も事実である。この時私は杉原のオッサンのように最後まであきらめずに自分の信念を進める事が出来るのであろうか?

恐らく私は、少ない可能性では速やかに、クラブを置くと思う。それまで、時間があってない様なものであり、もう一度この一期一振を心に刻んで歩こうと思っている。人の人生はそれぞれであり本人次第であるが、私は満足度の高い人生を歩みたいと思っている。だから益々戦いの炎が心の中で燃え広がっているのが自分でもよくわかる。
だから今年は本当にやれる姿も自然と見えてくるのである。待っていてくれ!!

尾崎将司

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