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ジャンボ尾崎より7月の書

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[人生迷い路]

人生の迷いは日常茶飯事であり、又悩みも同じである。これらを迷論といい迷路ともいう。勝利を目前にして、最終ホールの1mパッティングをミスし負けたり、野球でもあと1人コールなのに逆転ホームランを打たれたり、いずれの敗北も心の中の迷いとかが生じた結果である。どこかに自分の中の余分な場所に力み・緊張が出たり、勝ちたいと思うばかり、普段と違う自分が出てしまう事である。まぁこれが勝負の面白さであり醍醐味でも。応援する側は単純で、自分の応援している選手とか球団が勝てば良いから、どちらの結果でも笑う者、泣く者が出てくる。これはスポーツにつきもののファン及びフランチャイズ制の様なものであり、これが多ければ多いほど盛り上っているスポーツと言えよう。

ゴルフというスポーツは、静の分野が強く、又応援スタイルというのも紳士的でなければいけないから難しい。では何故勝ちたいと思う心がいけないのかと言うと、この勝とうとする心理が、自分が長い間かけて作ってきた分野と離れる様な心理が出てくるからである。調子が悪い時は、何か小手先の誤魔化しにたよったり、良い格好したい為に他人の目が中心になったり、又経験したことのない場面で恐れる気持が出たり、勝敗にあまりにもとらわれすぎて、その敗北を嫌がったりする。こういった時に消極的な弱い心が生じるのである。

又性格的にも他人に合わせ易く、嫌と言えない性格は勝負弱いと言われる。でもこの性格を持つ人間は、心根が非常に優しく、人に好かれ、友人も多いが勝負の世界ではどうかと、首をヒネざるをえない時もある。又、自分を自分以上に見せ様としたり自分を可愛がりすぎても、障害が出てくる。いろいろと苦悩が多いが、又やりがいのある立場でもあると思う。禅の世界でも少しばかりの力量を意気がらず、素直に出す事とあり、これが出来ないと「惜しむべき一杯の茶」という、野球では「惜しむべき一投」となり、ゴルフでも「惜しむべきあの一打」である。しかし格言の中に「苦悩を知る人の眼差しこそ深く静かだ」といい言葉だと思う。迷論と名論。そして迷路と明路、どれも紙一重である。私は一般的な迷い・悩みより、将を司る、勝負師でいたい。

尾崎将司

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