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ジャンボ尾崎より4月の書

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[勝負強かった男達]

この勝負強い男は一般的にはすごく根性があるからだと言われる。そんな簡単な事で決められてたまるかといつも思う。日本人はいつも精神面で解決しようとする。私はこの言葉が嫌である。これは昔の時代で今はもう古すぎるのである。もっとレベルアップした感覚を持って進むべきである。この人間は気力がすごいのである。この気力のある勝負強い人が世の中にはいるのだ。ゴルフ界を振り返って見ても、小さいけど河野高明、台湾の謝永郁、青木功、村上隆、そして杉原輝雄、と私の知る限りこの五人が印象的である。中島常幸もいるが時代が少し違うので今回はおあずけにしとく。

まず河野高明、彼はマスターズでリトル河野と言われた。飛距離はないが、正確なフェードボールとショートパッティングの時の思い切りの良さは、度胸満点であった。性格に少しクセがあったが、これくらいでないとでかい奴と戦えないって! 謝永郁、この人は台湾のプロらしからぬショットよりショートゲームの天才でもあった。プレー態度も坦々として実に気持ちのいいプロでもあり、男らしい姿が見えたものであった。そして青木功、彼は我孫子出身のプロと思えないぐらいのフッカーであったが、これは懐の深さからくるもので本人が自覚出来てないところの名人でもある。後にフェードに変え私に戦いを挑んできた。相変わらずのスタイルで、何か妙だったがこういうのが人と違う一般的に理解しづらい分野のアーティストと呼ばれる。ゆえんである。私の事をいつもアンちゃんアンちゃんと呼んで一目おいている。そして彼は私に言った。「日本はアンちゃんに任して、俺はアメリカに遊びに行ってくるヨ」だって。本当にノー感じで嫌になっちゃうよ!!

又村上隆、彼のゴルフはお世辞にもいいスウィングとは言えないが、しかし平常心を失わず、感情も出さず、ひたむきに50ヤード以内を必ず1パットで切り抜けてきた強者であった。特筆すべきはやはり杉原のオッサンだね。私に生涯50ヤードのハンディを背負い、顔もスタイルも年令もハンディを背負い、戦いを挑んできた。又スウィングもと言いたいが、しかし体一パイ使ってスウィングしていた。見た目は悪いが、この体を使うという事が出来ていたので一番長くやれたのである。私は、時々思う事は、関西には杉原のオッサンと野村監督という図抜けた二人がいる。彼は男として私に挑戦をしてきて、自分の存在を一般の人にアピールし地位を確立してきた、そういう強さがある。そして皆、クセがあった。クセがあるといいながら、もしかしたら私が一番クセがあったかも知れないネ!!

尾崎将司

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