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2007/12/03「セベと夢の森の対決」

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[セベと夢の森の対決]

セベリアーノ・バレステロス。少しだけ古い名前だが、その時代すごいエネルギッシュなプレイをし、世界を制した選手だった。どういうわけか昔から仲が良く、「ヘイ、アミーゴ」とか私の流暢な?ラテン語で話しかけ、練習ラウンドとか一緒にやっていたものだった。セベと言えば、信じられないアプローチをやったり、又、信じられない程球を曲げたりしてグリーンを狙って、そしてオンさせていった。ギャラリーはそれを見たくて誰よりも多くセベのプレーを追っかけたものだ。言い替えればそれぐらいTショットが曲がっていたという事だが。全英オープンの時等、長いラフを遥かに越えてギャラリーの歩道まで曲げ、そこから何でもなく見事にグリーンをとらえていた事は有名で、何度もTVで見た人も多いだろう。

私もセベの事を言えないぐらい曲げていた時もあるし、そこから10%以内の確率しかなくってもピンを狙っていた。しかし自分の中で可能性を感じるからやるのであって、別に特別の事でもない。こういう所もセベと似ている。そこでこの感性豊な二人が対決しようとする夢物語である。ある人が言った、コースにフェアウェイがなく全部林であったら、セベとジャンボの二人が間違いなく世界一を争うだろうって。私も球の曲げ方はスライスであろうとフックであろうと、高かろうと低かろうと、すべてのクラブの中からチョイスして他のプロを唖然とさせたものであった。木の間をかいくぐり、グリーンを捕らえる醍醐味をセベとどうしても競ってみたいと夢にみているのである。セベが右から50ヤードのフックを打ち、私が左から50ヤードのスライスを打つ。このボールが見事グリーンにオンしていく様を見たいと思いませんか?

現在のプロは道具のせいで大きくショットを曲げる選手が少なくなっている。日本の選手も以前より全体的にレベルが上がっているがスウィングも良く似ているし、そして真っすぐに飛ばしてくる。だからトラブルショットが少ないし、うまくならないのだ。それはそれでいいと思うけれど。私とセベの対決はきっと世界的な話題となり、TV中ケイもあり二人で世界中を歩き興行し、ラテン系の美女とワインで乾パイ!!てな事はあるわけないだろう。本当にあってほしい、淡い夢の森の対決のお話です。

尾崎将司

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