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2007/02/14「龍(竜)」

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[龍(竜)]

日本は古くからこの竜が非常に好まれている。例えば絵画の世界、超有名な画家の絵もこの竜が入ると価値が上がるという。又、日本画の中にも良く似合う事。特に水墨画の中に入ってくると本当にすばらしい。架空の物ではあるが、この勢のある姿、形、そして力強さもあり、代表的なる男の紋章である。だから人間の背中にもいれたくなるんだね。タトゥーってやつを。中国ではめでたいしるしともされている。竜には必ず雲が描き添えられている。雲がないと竜はハダカの王様みたいでその勇姿が見えてこない。という事は、雲は竜におけるベールであり、対であり、一心同体である。これがないと竜の面目躍如というわけにはならないのだ。

人間も竜と同じで自分のペースを知り、自分の雲に隠れきって時々雲間からほんのちょっぴり角を出してみたり、顎(アギト)をのぞかせたり、胴の片鱗をちらつかせるにとどめて、そこから抜け出さぬのが一番である。本当に日本人の以前の姿と美徳さの象徴のようである。これを韜晦(トウカイ)の術という。韜晦の術とは才学をかくし、ひとに知らせない事である。私も随分とこの術を使ってきたつもりだが、少し意味が違っていたらしい。マア私の本心を理解してくれる人が少ない結果だネ。皆、修行が足りンゾ!!

又、竜でも亢竜(コウリュウ)というのがいる。これは天に昇りつめた竜の事をいう。天に昇りつめた竜はもはや下を見るだけであるから後悔をする。これは栄華をきわめつくした者は必ず衰える心配があるからつつしめ、のたとえである。盛者必衰のことわりを表わす。まさに平家物語である。さしずめ私は平清盛の様なものだろうか?それとも後白河法皇の様なものだろうか?どちらが似合うかナ!!又、逆に蛟竜(これもコウリュウ)というのもある。これは水中に隠れて雲や雨にあうと天に昇るという。英雄、豪ケツでありながら時と才を得ないでうずもれているという人物のたとえである。いずれにしても竜は日本人の一種の固定観念の中に存在し、悪い意味あいとしないのである。人は見かけではないというけれどやはり竜の様な見かけが良い方が全員望んでいるはずだ。今後は私の事を韜晦のジャンボと呼んでくれ!!

尾崎将司

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