ジャンボ尾崎 復活プロジェクト


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- ライダーカップの凄さ -
80年の歴史と伝統と権威を誇るこの大会は真に国と国とのプライドをかけた戦いである。ある時期まで米国と英国だけのマッチであった。お互いの誇りをかけ選手も必死である。セベの時代から米国対欧州になった。そうしないと米国の圧勝が続いたのだろう。だからその後はいい戦いになっている。勿論賞金はなし、だが純銀のカップの重さは国中がわかっている事である。一説では米国と英国の仲の悪さがより一層のエキサイティングの戦いになっているとか。2年に1度のライダーカップはその日が近づくと普通のトーナメントはそっちのけである。毎回キャプテンが選ばれ、これも大変な話題である。そのキャプテンによって推選者も決まる。一体誰を選ぶのか、全員興味一パイである。
ゴルフは個人スポーツの典型と言われているがこのライダーカップは全然違うのだ。団体スポーツの真髄にせまろうとしている。これは私が新しく出来たプレジデントカップ(米国対多国籍軍)に第一回目出場した時に深く感じたものだった。毎回選手全員と一緒に食事をし、一杯のみながらのディスカッション、1日中すべて仲間と一緒だった。そしてオーバーと言えるぐらいのスタート前のセレモニー。米国の元大統領もこられて大変なさわぎであった。お互いを信じ合い、美しすぎる光景に私はカルチャーショックを感じざるをえなかったものだ。その仲間の中にフランク・ノビロというニュージーランドの選手と一緒に話をした時に「私は日本の武士道という本を大事に読んでいる」といった。私は驚きさすが世界に挑戦してくる人間は違うものだと思った。そして、次の事も言った「ジャンボの年令でその飛距離と技術をもっている事は私は尊敬します」とまで言ってくれた。本当に嬉しく思ったものだ。だから私は高いワインを全員に大盤振舞をしたものだ。ほめられれば調子に乗ってしまう。でもこの時は安いものだと思った。プレジデントカップでは本当にいい経験をさせてもらったが、ライダーカップに比べると大人と子供に差があるし、それぐらいすごいのだ。
今回のライダーカップはTVで毎日見ていたが、1番ホールから8番ホールまですべて中継。そして観客席があった。この中継を見る人が全世界で何と10億人いるという。これはサッカーのワールドカップ、そしてオリンピック、これに続くのがこのライダーカップらしい。ゴルフを愛する人口が世界的に増えている証拠だろう。今回は欧州勢に若い力が目立った。最近スウェーデンの選手が脚光を浴びてきている。これは国がゴルフを奨励し、援助しているぐらいである。すばらしい事である。だからいきの良い若い選手が台頭し、米国を圧勝した。米国はタイガーとミケルソンのビックネームが前に出すぎ、他の選手は何かたよりなく思ってしまうのは私だけではないだろう。だから意外と米国の若手が少ないとも感じたものだ。しかし何といっても米国のツアーは世界一だし、賞金もすごい。一試合の優勝賞金が日本の一年間の賞金王の額と変わらないのだからそれでも日本は世界第三の市場でもある。全世界のハンターが米国にターゲットを絞るのは当然だし、タイガーに挑むぐらいの気力がある奴は沢山いるのだ。だからライダーカップの欧州チームの選手も米国を主戦場としている。
自分の夢を求め遠い所まで戦いに行く姿はすばらしい、私とは全然違うといつも思う。中継も選手のTショット、セカンドショットが見られるし日本のトーナメントはグリーン上が多すぎる。もっとショットを映すべきである。今回も欧州チームが3連勝を飾り、18番グリーンでシャンパンかけ大会になった。グリーンは酒が好きなのかナ?日本では又うるさいオッサンが文句言いそうだ。大変だったのは米国キャプテンのトム・リーマンである。米国で一番のニュース番組に引っぱり出され「なぜ負けたのか?」とか「選手選考がミスではなかったのか?」とさんざんである。しかしキャプテンの重責は想像出来ないぐらい御苦労である。ワガママな私は人をまとめる役目は無理で一人で好きな様にやっていく。アシカラズ!!
尾崎将司
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